『奇跡』を信じて。。。
いまだ行方不明者が1万人以上いて、懸命の救出作業が続く東北地方。
地震発生から9日目の昨日、ひとつの『奇跡』が起きました。
東日本大震災から10日目。任さんは同署に対し、「地震直後から閉じ込められた。少しずつ食べて過ごした」と話した。2人は同市の石巻赤十字病院に警察のヘリコプターで搬送された。寿美さんは軽度の脱水症状で、任さんは左足の軽い凍傷とみられるという。同署によると、寿美さんは倒壊した家屋の中で、倒れたクローゼットの上に布団にくるまり、足を伸ばした状態で座っていた。任さんはがれきとなった住宅の屋根にしがみついていた。石巻署員が付近で行方不明者の捜索中、救助を求める声がしたため、付近を捜したところ、屋根の上にいる任さんを見つけた。任さんが「家の中に人がいる」と訴え、同署員と消防レスキュー隊が寿美さんを見つけた。20日まで過ごした。2人は冷蔵庫や台所にあったヨーグルトやコーラ、水などでしのいだ。地震後3日目の13日ごろから、任さんは隣の部屋のぬれていなかった毛布を取り出し、2人で寒さに耐えたという。小林副センター長は「近くに食べ物と水分、寒さをしのぐ方法があったので助かったと思う」と話した。任さんの父で会社員明さん(57)は13日、2人が行方不明になったと県警に届け出ていた。石巻地区広域行政事務組合消防本部によると、現場は旧北上川の近く。東日本大震災で大津波に襲われ、13日くらいまで冠水し車両が入れない状態だった。2、3日前からがれきの撤去作業が始まっていた。
時事通信 2011年3月20日17時8分
災害発生から「72時間」が生死の境目とよく言われます。
現地では瓦礫の撤去作業に移行しているところもあるようですが、
今回の救出は被災者の人達に大きな勇気と希望を与えてくれるでしょう。
いまだ救出活動を続けられている方々に、
ただただ『がんばってください』とエールを贈りたい。
かならず生きていると信じて。