「PLUTO プルートウ」 浦沢直樹
(〃⌒ー⌒)/こんばんはっ♪
久しぶりに 書籍のお話。。。コミック部門です。^^
ミステリー好きのブロ友さんのところで、「2010年おもしろかった書籍 マンガ部門」 に
浦沢直樹氏 の 「BILLY BAT」 が挙げられていました。
週刊コミックモーニングに2008年から隔週連載されており、現在単行本が5巻発行されています。
実際に起きた歴史的史実を題材とし、日系アメリカ人漫画家が描く 「BILLY BAT(コウモリ)」 が
その史実の裏に隠された謎を解いてゆく(とゆーか予言していく)とゆうミステリー作品です。
もちろん、オイラも楽しく読ませていただいていますが、この作品は現在も継続中なので、
紹介は作品終了時にさせていただくとして、(⌒▽⌒)
今回は 浦沢先生の代表作 のひとつを紹介させて頂きます。
浦沢直樹氏の作品とゆーと 皆さん何かご存知でしょうか?
有名なところでは 「猪熊 柔」ちゃんが活躍する柔道マンガ 「YAWARA!」 でしょうか。^^
実は オイラ、この作品は読んだ事がなくて・・・とゆーのも、
浦沢先生の作品に初めてふれたのは、「YAWARA!」 の前の 『パイナップルARMY』 とゆうマンガでした。
「ミステリー」 や 「謎解き」の中に垣間見せる 「ヒューマンドラマ」 が得意な作家とゆうイメージで、
どうも 「YAWARA!」 は受けいれられませんでしたが。。。
と前置きが長くなりましたね。
今回紹介する作品は、
『PLUTO プルートウ』
2003~2009年 ビッグコミックオリジナルで連載された作品で全8巻。
原作はもちろん 『アトム』 が主人公ですが、このリメイク版は原作にも登場していたドイツの刑事ロボット
『ゲジヒト』 の目線で話は進んでいきます。
「 ロボットの権利(人権)」 が主テーマですが、その裏で、連載時しきりにニュースになっていた
イラク戦争を反映させるストーリー展開となっており、人間とは人権とは何なのかを世に問う作品である
と思います。
あらすじ人間とロボットが共生するようになった時代。スイス最強のロボット、モンブランが殺された。同じ頃、ドイツのロボット法擁護団体の幹部が殺害された。二人の遺体の頭部には“角”の様な物がほどこされていることからユーロポールが誇る高性能刑事ロボット、ゲジヒトは同一人物による犯行と考え捜査を進める。ゲジヒトは犯人の標的が自分を含めた7体の、大量破壊兵器になりうるロボットたちだと考えるが…。
「心」 がないはずのロボットがそれに目覚めたとき、どうなるのか。
我々現代人が絶対に忘れてはいけないもの教えてくれる感動作品です。
ちなみに、この作品を読み終えたときにひとつの名作映画を思い出させてくれました。
その作品とは 『ブレードランナー』。
アプローチの方法は違いますが、
手塚治虫 も フィリップ・K・ディック も
同じことを言いたかったんじゃないかなぁ~~^^
では次回は、浦沢直樹氏のミステリー代表作 「MONSTER」 を紹介してみましょうかね。
by JugglerTatsu
《P.S.》
ハリウッドで実写化が決まってるらしいが。。。(⌒▽⌒)