『ミッドナイト・デジャヴ』
↑Music Play
夜、雨が降りしきる街にひとり。
寒さと孤独を紛らすために入った とあるJAZZ BAR。
バーボンのダブルで喉を潤し
時の流れと、どこか物憂げな曲の流れに身を任せ
カウンターでそっと目を閉じる。
目に浮かぶのは・・・
瓦礫の中で泣き叫ぶ見知らぬ少年
誰一人いない街なかに佇(たたず)む一頭の老いた山羊
焦土と化した大地にそびえる無機質な鉄塔
紅い惑星で防護服を身にまとい歩く人々・・・
この世の終焉とも思えるその映像の合間にフラッシュバックのように幾度となく映し出される 寝息をたてる君のやさしい横顔
そして・・・
ベッドに横たわる僕の傍らで 両手をくみ涙を流すキミ
はたして夢だったのか。
いつか起こるであろう出来事が
それはまるで 真夜中のデジャヴのように
脳裏に焼きついて消えることがなかった。。。
by JugglerTatsu