Red Beat Diary

Yahooブログから引っ越してきました。よろしくお願いします。

映画エッセイ 「巨匠 ジョージ・A・ロメロ 健在!」

(〃⌒ー⌒)/どもっ♪ 毎日更新目標の たつ です( ̄- ̄)ゞ ビシッ!
 
 
今回は ちょっとマニアックすぎるテーマにつき、生理的に受け付けない方も
おられると思いますので、
充分 ご注意を!( ̄▽ ̄) ニヤ
 
 
 
 
 
 
皆さん 「ゾンビ」 って御存知ですか?
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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そう。 死者が蘇って 生きている人間を襲うってゆう アレです。
元々は ハイチに伝わる 「ヴードゥー教」 で 労働のため 呪術によって
蘇えった死者の事なのですが、前述した 「人間に襲い掛かるゾンビ」 像を
確立させたのが 「Night of the Living Dead (生ける屍の夜)」
とゆう映画で、 監督は ゾンビ映画の巨匠 ジョージ・A・ロメロ。
 
 
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彼は ゾンビを 宗教的タブーとも言えるカニバリズム(人食い)
の 「モンスター(と呼ぶのがふさわしいのか?)」 として描いて
おり、一見 スプラッタームービーとして観られがちですが、
製作された当時の社会に対してのメッセージ(警告)をこの
ゾンビ映画に託していたのです。屈折した現代社会を如実に
描いたホラー作品と呼びたいです。
 
 
第一作の 『ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド』(1968年製作) はベトナム戦争が始まった頃に製作され、激化する戦争と敗北したアメリカの暗い影を見事に予言しているようでもあります。
 
一作目の 『ナイト~』 に始まり、第二作 『 ドーン・オブ・ザ・デッド(死者達の夜明け)』(1978年製作)、第三作『 デイ・オブ・ザ・デッド(死者達の日)』(1985年製作) へと続き、ゾンビ(恐怖)がじわじわと大地を席巻していく。それでも生きている人間たちは、己の欲望(金欲・物欲等)を捨てきれずに、地下へ潜って生活しているのである。そしてそこに この恐怖が押し寄せてくる。。。
 
とゆうのが いわゆる 「ゾンビ三部作」 のストーリーで、これで完結か?
と思われたのですが、第四作 『ランド(大地)・オブ・ザ・デッド』(2005年製作)では
地上の至るところをゾンビ達に占領されたが、唯一 バリケードと傭兵によって守られる富裕層が牛耳るコミュニティが存在し、大勢の人々はその中で貧困の生活を
余儀なくされていた。
しかし、傭兵の一人が、この街を牛耳る男に裏切られ復讐を誓い、さらに進化を遂げているゾンビ達に街は襲われることになる。『この期に及んでもまだ?』 と人間の果ての無い欲望と愚かさを描く作品となっている。
 
さらに第五作 『ダイアリー(記録?)・オブ・ザ・デッド』(2007年製作)においては、
フィルムでもムービーでもない『ダイアリー』をタイトルとし、あたかも事実をハンディ
カメラで撮影したかのような「擬似ドキュメンタリー作品」として仕上げられている。
クローバーフィールド」 や 「REC」 といった映画の模倣と思われがちですが、
ネット社会が確立して、誰もがON TIMEで情報を発信・共有できる時代に、何が
真実で何が嘘なのかを 己自信で判断しなければならないと問いかける作品です。
この現代、ゾンビよりも恐ろしく たちの悪い『恐怖』が蔓延しているのではないだろうか。。。。
 
 
 
 
そしていよいよ 本日より ゾンビ映画六作目にあたる
サバイバル・オブ・ザ・デッド』 が日本公開されます。
 
 
 
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夜に追われ、昼間も占拠され、地下も要塞もダメ。となれば行き着く先は・・・
死者が蘇らないと言われる「無人島」をめざす生存者たち。
そのたどり着いた場所とは・・・
はたして人類は迫りくる恐怖から解放されるのだろうか。
それとも この恐怖は まだ続くのか・・・
最後まで見届けてみようではありませんか。。。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
そんな彼 ジョージ・A・ロメロ自身が認める映画監督の一人に、おいらの大好きな監督 「ジョン・カーペンター」を挙げておられました。
「ハロウィン」 「ザ・フォッグ」 といったホラーの王道作品から
要塞警察」 「ニューヨーク1997」 などのアクション大作、 「スターマン」
ゼイリブ」 のようなファンタジー・SF作品まで、あらゆるジャンルの映画を
撮っている方です。
(さすがに ラブ・コメは撮っていないようですが^^;)
 
その中でもオイラのイチオシは やっぱり 「遊星からの物体X
 
 
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これは おいらが子供ながらにもかなりの衝撃を受けた作品であります。
南極とゆう 逃げ場の無い「閉ざされた空間」を舞台に、
南極観測隊が遭遇する 「恐怖」 とは。
 
有名な衝撃のシーン 「エイリアン・ヘッド」 をどうぞ。。。
 
 
 
 
 
((( ゚Д゚)))ガクガクブルブル っすよね~。
 
じつはリメイク作品であり、もとは1951年に製作された映画 「遊星よりの物体X」 なのですが、それを観て衝撃を受けたカーペンター少年は映画製作の道を目指す
ことになったとか。そして自分の人生を決めたその映画を、原作である影が行く」 により忠実に創り出したのです。
彼の作品のいずれにも 警告めいたメッセージを感じずにはいられず、
なるほどそんなところが 巨匠ロメロが認めるところでもあるのでしょうか。
 
この 「遊星からの物体X」。 2011年に再リメイクが決定しているそうで、こちらも非常に楽しみではありますが、はたしてオリジナルを超えることはできるかな。。。
 
 
 
そして! ジョンカー・ペンター監督の最新作 『The Ward (病棟)』 
もう間もなく全米で公開なのですよ。 
 
とゆうことで 次回のエッセイは 「異才 ジョン・カーペンターが描く『恐怖』とは・・・」
でいってみましょうか。^^ 
 
 
 
そろそろ 「ホラー」 が恋しくなる季節ですからね。。。( ̄▽ ̄) ニヤ